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京都 京都大仏前郵便局 風景印

〒605-0981
京都府京都市東山区本町4-136(ノーサイトビル1階)

京都大仏前

使用開始年月日:1995年(平成7年)10月20日
方広寺の大釣鐘

方広寺は天台宗のお寺です。
豊臣秀吉がここに東大寺の大仏をもしのぐ大きさの木製の大仏を建立したそうです。ところが大仏開眼法要前に大地震(1596年)により倒壊。

秀頼が遺志を継ぎ、今度は銅製で大仏の再建を試みますが、鋳物師の過失により大仏が融解し、大仏殿も炎上。(1602年)
その後、再び大仏の再建が試みられ、1612年に完成します。

そのときに造られたのが高さ4.2メートル、重さ約83トンの図案の釣鐘です。

「国家安康」「君臣豊楽」という文言が書かれており、それを見た徳川家康が、「国家安康」という句は家康の名を切ったものであり、「君臣豊楽、子孫殷昌」は豊臣を君として子孫の殷昌を楽しむ、と解釈し、徳川を呪詛して豊臣の繁栄を願うものだと激怒し、、、まぁ目障りな豊臣家を滅ぼす為のきっかけだったようですが、これにより、大坂冬の陣が勃発します。

このときの大仏は1798年に大仏殿に雷が落ちたことが原因で消失します。

その後は同様の規模の大仏および大仏殿が再建されることはありませんでしたが、現在の愛知県の有志が、旧大仏を縮小した肩より上のみの木造の大仏像と仮殿を造り、寄進したそうです。しかしそれも、1973年(昭和48年)に、火災によって焼失してしまったそうです。

そういう訳で、現在は京都に大仏はありません。3度もなくなってしまうなんて、、、