2016/10/28 訪問
南口改札内 ホチキス式
軽く押した程度では擦れます
寺田町駅は天王寺区にありますが、駅の北東方面は生野区、南東方面は阿倍野区です。3つの区の境目の駅です。
「大阪環状線改造プロジェクト」で2015年から各駅の改修等が行われていました。
その一環で外壁の塗装を塗り替えるために広告の看板を取り外した際、古い駅名標が発見され、貴重な鉄道遺産として現地にて保存公開されています。
外回り(2番乗り場)のホームです。
壁面に「てらだちよう」「大阪市天王寺區」などと直接手書きされたもので、縦83センチ、横118センチの大きさ。
反対のホームや他の駅にもあるのでは?と期待されたそうですが、ここしか見つからなかったそうです。
駅名標の表記は1946年に左から右へ表記することが定められ、47年には現代仮名遣いが採用されたそうです。1948年には「區」の表記が「区」に改められたため、見つかった駅名標は終戦間もない時期に書かれたとみられる。ただ、右から左に記していた形跡がわずかに残っている(寺田町の「町」の字の付近にうっすら平仮名の「ら」の字が見えます)ことから、駅名標自体は昭和初期の駅開業時に設置され、のちに上書きされた可能性があるそうです。
戦火を乗り越えて現存する貴重なものだということです。
九州への旅がお勧めされていました。
自作の軍艦島の絵?!
思わず写真撮ってしまいました。