〒432-8014
静岡県浜松市中区鹿谷町20-5
はままつしかたにゆうびんきょく
使用開始年月日:1999(平成11)年10月1日
浜松城 道路に転用されている旧遠州鉄道奥山線のトンネル
奥山線は、かつて静岡県西部、浜松市の遠鉄浜松駅(現・遠州病院駅)から三方原台地を北上して、国鉄二俣線金指駅を経由し、引佐町(現・浜松市)の奥山駅との間を結んでいた、遠州鉄道の鉄道路線。軌間762mmの軽便鉄道です。1914(大正3)年に元城ー金指間が開業し、20年に気賀(後に気賀口)へ延伸され23年に板屋町(浜松)-奥山間が全線開通しました。
戦後のモータリゼーション到来により業績を落とし、1963年(昭和38年)の区間廃止を経て、翌1964年(昭和39年)に全線廃止されました。
旧元城駅及び車庫・工場の跡に建ったホテルコンコルド浜松を過ぎ、三方原台地へと差し掛かる切通しとトンネルは、サイクリングロードとして整備されています。トンネルはレンガ造りですが、往時のままではなく装飾がなされているほか、奥山線時代の写真なども載せられているそうです。
サイクリングロードは銭取駅跡付近まで続いています。